ぺんぎんクリニック
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  • 院長 中條 進
  • 〒735-0006 広島県安芸郡府中町本町1-4-12
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自律神経の加齢に伴う変化――コラムへ

 半年ばかり、コラムを休んでいたのですが、昨年の末ごろから今年にかけて、気候の変動が激しく、体調の不良を訴える患者さんが多いため、このコラムを再び続けようと思っています。
 自律神経系は年とともに変化していくようです[小林弘幸著 自律神経を整える「あきらめる」健康法 角川oneテーマ21)。 小林先生らの実験結果では、日本人の場合、男性は30歳、女性は40歳を過ぎたあたりから副交感神経ががくっと急激にさがるみたいです。となると交感神経が優位な状態が男性の場合その後続くわけですから、血流は悪くなり、自ら自律神経系のバランスをとるような行動(副交感神経を働かせる)をしなければ、10年早くがん、脳梗塞、心筋梗塞等で寿命を迎えることになります。忙しく、ストレスの多い今日この頃ですが、ゆっくりとぬるま湯につかリ、副交感神経をしっかりと働かせる習慣だけは自分の体のメインテナンスのために是非とも行ってください。

自律神経と症状の3点セットについて

自律神経系のうち交感神経が過敏になっているとき、例えば今年のように、急激に気温が変化するとき、この変化は体にとって肉体的なストレスとなるため、交感神経系が過敏になります。その結果肩がこる、腹が張る(あるいは腹部膨満感をおぼえる)、あるいは手足が冷えるという症状が認められます。また腹部が張ると腰に負担がかかるため、腰も痛くなります。これが交感神経が過敏な状態の症状の3点セット(腰も含めると4点セット)です。私は冷え性ですと言う人は、必ずや肩はこっています。また肩がこる人も必ず足は冷えています。この状態になった時、どうすればよいかと言うと、いつでもどこでもできる方法は、小指をもみながらため息呼吸をすることです。さらによく効く方法は、足湯をする、あるいは腰湯をすることです。ただし自分で努力するのが嫌と言う人は安定剤、あるいは抗不安薬を飲めば、ストレスに対するいらいらは緩和されるので、少し楽に補正できます。

医療とは

医療とは関係ないのですが、交感神経の過敏状態になると、血管を閉める傾向があるため、顔面がすこしくすんだ感じとなります。この時、例えば右足の第5指の内至陰(爪の下1-2mmのつぼ)を刺激すると痛いですけど、右足が暖かくなり、次いで右手、右の頬の順に暖かくなります。同じことを左足でやると、体の左半分も暖かくなり、顔は明るくなり、次第に頬は湿ってきます。いわゆる透明感と潤いが増してくるわけで、自律神経のコントロールをすると健康と美容に良いことが分かります。一度試してみると良いです。

自律神経の顔に表れた変化について

本当に久しぶりのコラムです。自律神経の顔に表れた変化について書いてみたいと思います。たくさんの患者さんの顔をみて次の変化に気づきます。口唇のラインが右に上がっている人、左に上がっている人、目の周りがむくんでいる人、目の周りにクマのある人等がいます。これらが自律神経の顔に表れた変化で、自律神経系のバランスを補正してやると改善してくるのがわかります。その方法は足の小指の爪の内側の角約2mmぐらいの部位(内至陰と言います)を、綿棒か爪楊枝の頭(とがってないほう)で軽く押さえ、くるくる回してやるか、あるいは手でもんでやると途中から痛くなり、次第に次の変化が表れます。右足でこれをやるとまず右足が温かくなり、ついで右手が暖かくなり、そして最後に右の頬が温かくなり、体の右半分が温まるのが実感されます。今度は左足で同じ部位を刺激すると左半分が温かくなります。こういう操作をしてやると面白いことに、口唇のラインは水平に近ずいてきます。また目の周りのクマも目の下の部分から明るくなってきます。目のクマで推測されるのは目の周りは輪筋からできていて、その他の顔面筋より使われる頻度が多く、それだけ酸素の要求が多く、血液の流れの影響を受けやすいのではないかということです。左右でこの操作をすると顔の色が明るくなってくるのがわかります。顔に表れたこれらの変化は、ストレスがかかればかかるほどひどくなります。すなわち交感神経の過敏な状態であればある程ひどいということです。ストレスがかかっていると思う人は必ず鏡で自分の顔をみて自律神経の変化に気づきましょう。最後にこれは推測ですが、自律神経系の支配は、足の先から頭の先まで、右は右、左は左になっているのではないかということです。もしそうなら末梢神経系が首で交差していることを考慮すると、自律神経系と末梢神経系は真直ぐと交差の2重のシステムからなっているため人間ってすごいとおもいます。

簡単にわかる自律神経失調の診断

自律神経の失調状態を体のどんな変化から診断するかについてみてみましょう。まず冷え性の人は自律神経の失調状態といえます。自分の足をさわってみると足が冷たいことに気づくと思いますが、足の裏側を触ってみると湿っていることに気づくと思います。汗は生理的には熱を逃がすためにかくわけで冷たい足を更に冷やす必要はないわけです。この状態は自律神経系のうち交感神経が過敏となると出現します。ただし自律神経系は足だけに作用するのではなく、体のすべての部分で過敏状態となります。すなわち腹部では腸管の動きの緊張が高まり、動きが悪くなると同時に腹が膨らんできます。このため便秘状態となります。さらに腹部が膨満するため腰に負担がかかり、腰も痛くなります。また交感神経はけんかをするときに一番作用する神経なので、体全体の筋肉や腱を緊張させます。このため肩は凝ります。すなわち交感神経が過敏な状態となっている人は、足が冷えているだけでなく、便秘も肩凝り、腰痛もあることとなります。本人がどの部分を強く認識するかによって冷え性となったり、便秘症となったり、腰痛症となったりします。一度これらの症状のある人は他の部分の異常にも注意を払ってみてください。ついでながら交感神経は心臓に対しては、働けという神経なので、脈は速くなりやすく、また交感神経は末梢の血管をしめる傾向があるので血圧は高めとなります。

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