ぺんぎんクリニック
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  • 院長 中條 進
  • 〒735-0006 広島県安芸郡府中町本町1-4-12
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自律神経のための息抜き

 あまり堅苦しい話を続けるとくたびれてしまうので、自律神経に絡んだ柔らかい話をします。 
  結婚式に関してのお話です。
 結婚式の晴れの舞台に備えるため女性は着物もありますが、やはり純白のウェディングドレス姿を見せることを希望することが多いと思われます。
前準備に衣装を合わせることが多いと思われますが、その時点ではリラックスしているため副交感神経が適当に動き、鏡をみながら自分に合ったサイズのものを選ばれます。
 ところがです、結婚式当日になると衣装があわない、
特に一番問題の腹回りがうまく閉まらないことが多いようです。特にテレビなどのドラマでは着付けさんが一生懸命腹を絞って着付けしている様子を写すことが多いようです(事前の着付けではすんなりときれいに着れたのに)
     なぜでしょう❓❓❓
 それは結婚式当日は晴れの舞台にたつために緊張しています。このときには交感神経が優位となり、腸の動きは団子を連ねたように動き、腸管は自然のぜん動運動をしません。結果大腸にガスが溜まりやすくなり、小腸も同様の動きをするため、腹部は膨満し、腹囲は2~3cm大きくなります。その結果事前に準備したウェディングドレスは合わなくなります。着付けさんが必死になって腹周りをしめて着付けるということになります。一見お笑いの世界ですが、本人周りは必至のため笑えないのです。

  こういう時には副交感神経を動かしてやると腸管がぜん動運動し、腹がへこむ為簡単に切れます。

自律

 コントロールに仕方で良く本に出てたり、話をされたりする方法は
  1.深呼吸をする
  2.足湯をする
  3.ぬるま湯につかる
 等があります。
  大切なことはいずれも注意点があることです。
 
  まず深呼吸をすることですが、患者さんに深呼吸をしてもらうと吸う時に時間をかけ
 ます。呼吸は息を吸うときに交感神経が働き、吐くときに副交感神経が働きます。この    ため息を吐くときに時間をかけて息を吐かないと副交感神経は動きません。とりあえず息をすう時間と吐く時間を1対1.2ぐらいの比率で深呼吸をしてみましょう。理想的には1対1.5 位にすべきです。
  
 足湯の場合も温度が高すぎる例えば42度以上だと交感神経が刺戟され、副交感神経
 の刺戟とはなりません。

  ぬるま湯につかる場合も体温プラス3度前後の湯につかるべきですが、7~8分つかると体が温まってきます。そうすると風呂が深い場合には風呂桶でもいれて腰湯にし、浅い場合には座って腰湯にする必要があります。なぜなら深い風呂に全身を長くつけると水圧が心臓を圧迫してきて交感神経が動き始め、副交感神経を動かすために入った風呂で反対の交感神経が動き出す結果となるのです。

  これ大切なことなのでしっかりと覚えておいてください。

      
 

自律神経って❓

  自律神経のことについて今後は色々と書いていきます。

         自律神経って❓❓❓
 自律神経ってこれまでは本から得られた知識が多かったのですが、わかってないことが多いようです。
 自律神経は足先から頭まで右系は右の自律神経が、左も足先から頭まで左系の自律神経が支配しているようです。左右の連絡はありますが。
  
 面白いことに体の半分だけ温めることもできます。 手や足を動かす運動神経系はくびのところで交差しているため支配系統の左右がいれかわります。自律神経系は左、右ともまっすぐであると考えられます。
 このことは、何かが起こった時(たとえば脳梗塞や腰や胸の脊髄の神経系統がこわれても)のことを考えると素晴らしいシステムだと思います。ある程度回復の可能性がゼロではないということです。

自律神経って❓

  自律神経のことが良くわかない人が多いのでわかりやすく書いていきます。
 たとえば手のひらを見てください。赤い人がほとんどです。でも手のひらが赤いのですが、てのひらまでの手首は赤くない。 
 なぜでしょう❓❓❓
 最近の気温の上昇は体にとっとてストレス(身体的ストレス)です。これにメンタルなストレス(たとえば夫がストレス(主婦のかたがよくぼやいています))がかかると交感神経が働き、血管は細くなります。手のなかで手のひらか一番低い位置にある(立ってみるとよくわかります)ので赤血球が溜まりやすくなり、赤くなるのです。
 ではどうすればこの状態は改善するか❓❓ 
 結論は、副交感神経を動かせば良いのです。ではどうすれば副交感神経を動かせば良いのか???
 一般論では
 1.深呼吸をする
 2。足湯をする
 3.ぬるま湯につかる
等でしょうか。  ただしこれらについてはすべて注意点があるので次回に説明します。

自律神経の加齢に伴う変化――コラムへ

 半年ばかり、コラムを休んでいたのですが、昨年の末ごろから今年にかけて、気候の変動が激しく、体調の不良を訴える患者さんが多いため、このコラムを再び続けようと思っています。
 自律神経系は年とともに変化していくようです[小林弘幸著 自律神経を整える「あきらめる」健康法 角川oneテーマ21)。 小林先生らの実験結果では、日本人の場合、男性は30歳、女性は40歳を過ぎたあたりから副交感神経ががくっと急激にさがるみたいです。となると交感神経が優位な状態が男性の場合その後続くわけですから、血流は悪くなり、自ら自律神経系のバランスをとるような行動(副交感神経を働かせる)をしなければ、10年早くがん、脳梗塞、心筋梗塞等で寿命を迎えることになります。忙しく、ストレスの多い今日この頃ですが、ゆっくりとぬるま湯につかリ、副交感神経をしっかりと働かせる習慣だけは自分の体のメインテナンスのために是非とも行ってください。

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