ぺんぎんクリニック
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  • 院長 中條 進
  • 〒735-0006 広島市中区上幟町9-27
    セレクト縮景園403
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ストレスと自律神経(II)

消化器ストレスと自律神経についてですが、人間に対する実証はまだ十分ではありませんが、ストレスが加わるとインターロイキン18が増え、これが増えると免疫能が低下し,感染やガンに対する抵抗力が落ち、血管では動脈硬化をより助長する(心筋梗塞の人の冠動脈壁からインターロイキン18が多く検出される)という結果が報告されています。交感神経とインターロイキン18との関連も注目されています。このことはストレスが強いと、交感神経過敏となり、その結果感染を受けやすい、がんになりやすいあるいは心筋梗塞になりやすい等の可能性が多くなることを意味します。さてこのストレスですが、受け手の感受性が一番の問題となります。よく仕事上のことが原因でストレスを受け、交感神経が優位となり、手足が冷たくなり、湿り、これが腸に作用すると腹が痛くなり、場合によっては心臓の脈拍が速くなる、血圧が上がる等の症状が連動して起きてきますがそうでない人はここまでの症状は出ないようです。このストレスは仕事上のことだけではなく、学生や子供の場合には、授業(内容のない授業、生徒のほうを向かない教師等)、友達関係、親子関係等がストレスとなっているのではないかとま思われます。また場合によっては夫婦関係も大きなストレスの原因となります。最近では冷たく、湿った手をしている小さな子供も見出されます。小さな子供の場合には親子関係が大きな原因となっていると考えられます。ついでにもしあなたが誰かと話をしているときに手足(特に足)が冷たく湿ってくる場合には、その相手はあなたにとってストレッサーとなります。心理学的には避けるべきものです。